みくに龍翔館ホームページ
文字サイズ: [特大] [標準]

沿革

enkaku

三国は九頭竜川の河口にあって日本海に面することから、古代から越前国の玄関口としての役割を担い、物資が集散し人々が往来する港町として大いに栄えました。 その地理的条件や歴史的な背景の中で育まれた三国ならではの独特な文化を紹介し、学術的な研究によって位置づけ、文化遺産を一堂に集めた博物館として建設されたのが、「みくに龍翔館」です。 その外観は、白亜の洋館のようで、今では三国を代表するランドマークとして親しまれています。三国湊が最も栄えた明治12年(1879年)オランダ人エッセルによってデザインされた木造五階建八角形というユニークな形状の小学校「龍翔小学校」の外観を模して復元し、三国全体を見渡せ白山を遠望し坂井平野を眼下に見下ろす緑ヶ丘の高台に鉄骨鉄筋コンクリート造で完成、昭和56年(1981年)11月に開館しました。

概要

「この博物館には三国の全てが詰まっている」をコンセプトとしています。地下1階、地上3階、塔屋2階という構成の本館と平屋建ての別館から成っています。

【本館1階】
玄関から入った正面中央の吹き抜けに、博物館のシンボルとしてベザイ船5分の1模型を展示。それを囲むように「三国の自然」「三国のあけぼの」のコーナーがあります。

【本館2階】
「三国湊の変遷」では古代から近代までの歴史を語り、「三国湊のにぎわい」では北前船に関する資料を集中的に展示紹介し、「港の文化」では港町に花咲いた工芸技術の粋を集めた美術資料を並べ飾っています。「港の変貌」では明治から現代までの移り変わりを写真資料でご覧いただきます。

【本館3階】
三国と関わる文学者を紹介した「三国と近代文学」と港町ならではの生活文化を実物大のジオラマで展示した「三国のくらし」のコーナーが多くを占め、ブロック展示として「龍翔小学校とエッセル」「内嶋コレクション」があります。

【本館4階】
トリックアートコンペの入賞作品を常設展示しています。ベランダからは360度のパノラマで白山から日本海までの景観を一望できます。

【本館5階】
展示スペースはありません。

【本館地階】
機械室、資料収蔵庫3室、資料整理室などがあります。

【別館】
三国祭りの巨大な山車を展示、その奥に特別展示室があり、年間を通じて様々な企画展が催されています。

設備

stend

所在地 : 坂井市三国町緑ヶ丘四丁目2-1
敷地面積 : 8805.09㎡
建築面積 : 1294.00㎡
延床面積 : 3956.38㎡
駐車場 : 乗用車20台、バス3台
構造 : 鉄骨鉄筋コンクリート造
高さ : 38.2メートル
設備 : エレベーター有り、身障者用トイレ・スロープ有り、車椅子有り
設計 : 品川設計事務所・神谷設計事務所
工事 : 戸田建設・村中建設共同企業体
展示 : 丹青社

〒913-0048 坂井市三国町緑ヶ丘四丁目2-1 TEL0776-82-5666/FAX0776-82-6671

E-mail : mikuni@ryusyokan.jp