みくに龍翔館ホームページ
文字サイズ: [特大] [標準]

港の変貌

18
19

北陸線が開通して鉄道が物資輸送の主役になると、港町の機能は急激に衰えました。大正期に入ると発動機付きの漁船が登場し、これを使った底引網漁業が始ま り、商港は漁港へと一気に変換しました。今では越前ガニが全国に名高いブランドになっています。昭和に入ると東尋坊、競艇事業を軸とする観光を主産業とし て街づくりが進みました。

三国と近代文学

1
21

三国は近代文学との関わりが深い街としても知られます。詩人三好達治は昭和19年から5年間三国に住まいし、詩人の周りには志の高い青年達が集い、文化サロン化しました。高見順は、福井県知事を父に、お針の師匠を母として明治40年に三国に生まれました。生後すぐに上京し、作家として大成した後に三国を訪れ、改めて三国を故郷として愛するようになりました。また、豪商を父に芸妓を母に生まれた森田愛子は、高濱虚子に俳句を学びましたが、儚くも昭和22年29歳の若さで亡くなります。虚子は、そこに生まれた師弟愛を「虹」という短編小説に描きました。ほかにも、みくに新聞の記者であった室生犀星や三国へ疎開していた芥川賞作家多田裕計など多くの文学者が三国を訪れています。

三国のくらし

22
34

三国独特の建築様式である「かぐら建て」の町並みを、古材を使って復元し、鍛冶屋・桶屋・下駄屋3軒の仕事場を復元した実物大ジオラマを設けました。今はいずれの職人も居なくなりました。その隣には、衣・食・住の三つのコーナーに分けて、町内から集めた民具類を展示しています。中でも三国箪笥は、そのデザインが独特で、全国的にもオリジナルなブランド製品として有名です。刺し子サックリも幾何学文様の美しい工芸品に仕上がっていて、地域によってデザインが異なります。

〒913-0048 坂井市三国町緑ヶ丘四丁目2-1 TEL0776-82-5666/FAX0776-82-6671

E-mail : mikuni@ryusyokan.jp